Vol.5 PowerPointで思いを伝える

 これまでMicrosoft Office(以下、Office)のWord・Excelと書いてきたわけだが、続いてPowerPointを取り上げ

ようと思う。

 PowerPointは「プレゼンテーションソフト」といわれる。スライドと呼ばれる画面に文字や図、写真等を入れ込みながら、

資料を作成する。最大の特徴の一つがアニメーション機能であり、文字列や図に様々な動きをもたせることができる。

段落組みやSmartArtなど、Wordと同じ機能も持っていて、他のOfficeソフトと同様、かなりの多機能である。

 そもそもプレゼンテーションとは何だろうか?インターネットで調べてみると、英語で「表現」「提示」「紹介」という意味

らしい。これだけだと、今一つよくわからない。筆者が思い浮かぶのは、お客さん(会社)の役員の皆様がご着席された

会議室で、スクリーンにパソコンの画面を映しながら、自社商品導入のご提案・・・といった場面だ。こういった場面でPowerPointの本領が発揮される。筆者の前職時代にこのような場面が多々あり、よくPowerPointのお世話になった。

紙ベースの資料を作成する際ももちろん役立つが、やはり相手に直接パソコンの画面を見てもらいながら、お話をする場面がPowerPointの本領発揮ではないだろうか。

 

 当校の生徒さんでOfficeを勉強したい、という方は結構多いが、その大半はWordかExcelでありPowerPoint

どちらかといえば少数派の印象を受ける。しかし、PowerPointWordExcelに負けず劣らず使えるようになるとかなりお役立ちの武器になること請け合いだ。

 提案書や企画書を作る際には、スライド単位で編集ができるPowerPointの方が作業しやすい。Wordでも作れないことはないが、パソコンの画面をそのままスクリーンに映す場合などはスライド単位で表示ができるPowerPointの使い勝手の良さが光る。そして何よりもWordExcelにはない、アニメーション機能を備えている。企画部門だけでなく、顧客への提案営業を行う営業部門などでは必須といえよう。

 

 伝えたい内容を正確に相手に伝える・・・簡単なようで実はかなり難しい。前職時代、何度もいろいろな提案書を作るなかでこのシンプルな命題をクリアするのに苦労した経験がある。PowerPointを自在に操ることができれば、その命題を成し遂げる一助となるに違いない。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。みなさまがPowerPointを習得してプレゼンの達人になることを祈って

います。